海外旅行の準備、いつ何をする?

空港で困る忘れ物の多くは、スーツケースの中ではなく、
出発前の手続きにあります。

最終更新 2026.10.31


はじめに

海外旅行の準備で大事なのは、持ち物の数より順番です。服は現地でも買えますが、パスポートの取り直しは出発の直前には間に合いません。

このページでは、やり直しのきかないものから順に、時期ごとに書きます。入国の決まりはよく変わるので、この記事は2026年10月31日に調べた内容です。出発前に、必ず公式の案内で確かめてください。

出発までの流れ(目安) 3か月前 1か月前 1週間前 3日前 前日 パスポート 入国の条件 保険 カード・通信 荷物 液体・電池 事前登録 到着カードなど 保存 地図・控え 時期は行き先によって変わります。事前登録は受付の始まる日を確かめます
早く動くほど取り返しがつくものから、順に並べました。

3か月前

暗い色の台の上に置かれた1冊のパスポート

パスポートの「残り期間」を見る

パスポートが切れていなくても、入国できるとは限りません。国ごとに、入国するときに残っているべき期間が決まっていて、およそ3〜6か月以上を求められることが多いと、外務省は案内しています(外務省)。

作り直すなら、国内では申請から受け取りまで通常2週間程度かかります(外務省 申請から受領まで)。余裕をもって、ここで確かめます。

行き先の入国の条件を調べる

ビザが要るか、事前の登録が要るかを、行き先ごとに確かめます。飛行機を予約する前に見ておくと安心です。主な行き先の例は、下の「3日前」の欄にあります。


1か月前

海外旅行保険

海外の病院は高額になることがあります。保険に入るか、クレジットカードについている保険で足りるかを確かめます。カードの保険は、旅行代金をそのカードで払うことが条件のものもあるので、補償の内容と条件を読んでおきます。

カードと現金

カードは1枚だけに頼らず、2枚あると、使えないときに困りません。海外で使えるか、限度額は足りるかも確かめます。現金をどこで換えるかは、空港の両替の手引きと為替レートの見方にまとめました。

スマホの通信

現地のSIM、eSIM(スマホに電子的に入れるSIM)、Wi-Fiルーターの貸し出し、携帯会社の国際ローミングから選びます。eSIMは対応している機種が限られるので、自分のスマホで使えるかを先に確かめます。

たびレジに登録する

外務省のたびレジに旅行の予定を登録すると、現地の安全情報がメールで届きます。無料です。


1週間前

服やカメラを入れて開いたスーツケースと、そばに置かれたサンダル

液体は100mlまで

国際線の機内に持ち込む液体は、1つ100ml以下の容器に入れ、容量1リットル以下の透明な袋にまとめます。化粧水や歯みがき粉、ジェルも対象です。大きな容器のものは、預ける荷物に入れます。

モバイルバッテリーの決まりが変わった

2026年4月24日から、決まりが厳しくなりました。次の内容は、羽田空港の案内にまとめられています(羽田空港)。

  • 預ける荷物には入れられない。機内に持ち込む
  • 持ち込めるのは1人2個まで、1個あたり160Wh以下
  • 機内でスマホなどへ充電しない。座席のコンセントからバッテリーを充電もしない
  • 端子をテープで保護するか、1つずつビニール袋に入れる

航空会社によって決まりが違うこともあるので、乗る会社の案内も確かめてください。

変換プラグと、向こうの気候

コンセントの形と電圧は国ごとに違います。行き先の形に合うプラグを用意し、持っていく充電器が対応している電圧を、本体の表示で確かめます。気温も、出発の直前に見直します。


3日前

入国の事前登録

紙のカードをやめて、事前にオンラインで登録する国が増えています。主な行き先の例です。

  • 韓国:K-ETA(電子渡航認証)は、日本の旅券の人は2026年12月31日まで免除と伝えられています。その場合、入国の申告が別に要るので、K-ETA の公式サイトで確かめます。2027年以降は要確認です
  • 台湾:紙の入国カードは2025年10月1日に終わり、オンラインの入国カード(TWAC)になりました。無料です(地球の歩き方)。受付を始める日の案内は記事によって差があるので、公式サイトで確かめます
  • タイ:紙のカードは2025年5月1日に廃止され、デジタルの到着カード(TDAC)になりました。到着の3日前から登録でき、無料です(在タイ日本国大使館)
  • アメリカ(ハワイを含む):ビザなしで行くならESTAが要ります。有料で、審査に時間がかかることもあるので、3日前より早く、飛行機を取ったら公式サイトで済ませておきます
  • ヨーロッパ:事前の申請がいらないEES(出入国の記録)は動いています。事前申請が要るETIASは、開始日を確かめられませんでした。EUの公式サイトで最新を見ます

公式に似た、別のサイトに注意

「入国カード」「ESTA」で検索すると、手数料を取る代行サイトが出ることがあります。タイの到着カードについては、大使館も偽サイトに注意するよう呼びかけています。国の公式のアドレスかどうかを見てから、入力します。


前日

圏外でも見られるように保存する

到着した直後は、SIMやWi-Fiの準備ができるまで、スマホがつながらないことがあります。次のものは、つながるうちに端末へ保存しておきます。

  • 宿の名前と住所(現地の言葉の表記も)
  • 空港から宿までの行き方
  • 地図(オフラインで見られる形)
  • 予約の確認メールと、事前登録のQRコード

控えを別に持つ

パスポートの写真のページ、保険の連絡先、カード会社の紛失時の連絡先を、スマホと紙の両方に控えます。カードの番号そのものを写真で持ち歩く必要はありません。


まとめ

  • 3か月前:パスポートの残り期間と、行き先の入国の条件
  • 1か月前:保険、カード2枚、スマホの通信、たびレジ
  • 1週間前:液体は100ml、モバイルバッテリーは手荷物で2個まで
  • 3日前:入国の事前登録。公式サイトかどうかを確かめる
  • 前日:宿の住所・行き方・地図・QRコードを端末に保存

アプリ

行き先と日程を選ぶと、AIが旅のスケジュールを作る Android アプリ「トリップキット」を作っています。作ったスケジュールは端末に保存されるので、現地で電波が無くても見られます。海外旅行の経験に合わせた「したくリスト」、現地のお金の換算、翻訳、使ったお金の記録も入っています。登録は要らず、はじめに5チケット(スケジュール1か国ぶん)を無料でお渡しします。広告が出ます。

スケジュールはAIが作った案です。営業時間や料金は現地で、入国の条件は公式の案内で、必ず確かめてください。

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